2013年8月25日日曜日

蜻蛉玉羽織紐


久々の更新。。。




先日、特注いただいていた品をやっとお渡しできました。


『このくらいドーンとしたとんぼ玉がついた羽織紐できませんか?』と目の前に出された握り拳。

『え?! ゲンコツ大のとんぼ玉ですか、、、。つくります!やってみます!!
 ただ、かな~り重くなると思うのですがよろしいでしょうか』

『大丈夫、それは構いません』


というのがそもそもの始まりでした。



「さて引き受けたものの、そんな大きさ想像ができない。。」
「まあ、とりあえずつくってみるべし」

「で、モチーフは?」
「使う方の縁あるものにしたいねぇ」

「色は、、、」
「やっぱり赤でしょう」

そんな自問自答しながら試作品つくりに取りかかったのでした。



とんぼ玉で何をつくるかによって鉄芯の太さをかえます。例えはピアスだったら1mm、ストラップだったら3mmの鉄芯。今回は大きくつくることが目的だったので指輪用のパイプを芯にしました。


まずは下地、というか大きな土台になるまでガラスを溶かして巻いて、溶かして巻いて、溶かして巻いて、、、繰り返します。そもそも直径1cm~1.5cmほどの小さなものをつくる道具を使っての作業です。卓上の小さなバーナーに材料は細いガラス棒。大きな窯でガラスをドロッと溶かせれば早そうだけど。。

「糸~まきまき♪ 糸~まきまき♪」ってかんじで地道に大きくしていきます。大体の大きさになったら紋様描きをして、金箔もつかってみて、ここは戦国玉風模様にして、と紋様をしました。


「これならイイかも」形もなかなかで模様も思ったように描けたし。あんまり眺めてるとヒビが入るのでササッと木灰の中へ。一晩おいて明日仕上がりを確認です。「どうか割れていませんように」と念じて。


気がつくと開始から2時間半がたっており(感覚はそんなに経ったと思わなかったけど)支える左腕と指先がジンとしました。火にいれてしまうと途中中断もできないし。一日一個かな現状では、、で明日芯から抜くのが楽しみであり怖い。割れてたらまたチャレンジしますか。




という経過でとんぼ玉ができていきました。
久しぶりの更新で長文になってしまい、でもまだまだ先があるので続きは明日にします~♪




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