2013年8月31日土曜日
蜻蛉玉羽織紐 その参
前回からの続き
どうにかこうにか、四苦八苦しながら組んだ紐が完成し、残すはとんぼ玉と組み合わせて羽織紐にするまできました。
とりあえず予備玉を使って試作をしてみなくては。カニカンとTピンとハカマ。エポキシで接着して。でもこのままでは紐から玉が抜けるから透明ピーズも合わせてみて。。。お!?いい感じ。
一晩フックをつかってつり下げる実験もしてみる。朝になったら外れてたら(汗)。。。翌朝,無事につり下がっているのを見て一安心。本番いってみよー。
やっぱり本番になると緊張して手が硬くなる。けど試作品よりきれいに確実に合わせることができました。ちょっとさわりたい気持ちを押さえて固まるまで待って
完成。
長かったけれどようやくオリジナル羽織紐第一号が完成。
長さ28cm、重さは量ったら115g(とんぼ玉95g)でした。
なかなか存在感ある羽織紐になりました。
500円玉と並べたらこんなかんじです。
2013年8月27日火曜日
蜻蛉玉羽織紐 その弐
前回の続き...
大っき~いとんぼ玉を灰から出してみると、幸いヒビもなく、スス汚れもなくちゃんと形になっていました。よかった。でも変に緊張しているのか(?)芯から外す時、中心を研磨するとき妙に手の動きが硬い。ここで落としたりしたら(汗)とあせっていたみたいです。
改めて見ると試作品より一回り大きくできて、(ゲンコツ大にはいけなかったけど..)今までで最大のものができていました。
さて、次が肝心の「紐」ですが、穴の直径が1cmほどあるのでそれなりに太い紐が必要になりました。材料で(市販の)羽織紐もあるけどちょっと細く、また思うような色柄がを見つけることもできなかったので。。。こちらもつくることにしました。 レッツ組紐!
帯締と同じ太さだとやや細いので、今回は36本持ち32玉の丸源氏組(1玉に絹糸を36本にし32玉つかいます)でやってみることにしました。柄置は「赤の矢羽」で。糸の中から色を探していき、、赤はグラデーションで4色、黒、白、金が入ると華やかになるのでこれも採用。色が決まったら組む準備をして、レッツ組紐。
といっても未熟者のすることなので、実際に組んで見ないと柄の出方がわからない部分があり(思っていたより黒が強くなってしまうとか)置き方を何度か変更し「あ、コレだ!」と思ったら、あとはひらすら組むべし。ここまでくれば手を動かしていくのみ、でした。
(実は準備段階でおバカなミスをして糸を絡ませてしまいました。しかも何をやっているのか解けば解くほど絡まっていき(それは解いているって言わない)二晩くらいほぼ徹夜で必死にやっても解けず、糸が痛んでしまい、泣く泣く一部切ったのでした。本当に糸が可哀相。。。(> <)もうそんな失敗しないようにしたいものです)
今日も長くなってしまったので、、続きは次回!
2013年8月25日日曜日
蜻蛉玉羽織紐
久々の更新。。。
先日、特注いただいていた品をやっとお渡しできました。
『このくらいドーンとしたとんぼ玉がついた羽織紐できませんか?』と目の前に出された握り拳。
『え?! ゲンコツ大のとんぼ玉ですか、、、。つくります!やってみます!!
ただ、かな~り重くなると思うのですがよろしいでしょうか』
『大丈夫、それは構いません』
というのがそもそもの始まりでした。
「さて引き受けたものの、そんな大きさ想像ができない。。」
「まあ、とりあえずつくってみるべし」
「で、モチーフは?」
「使う方の縁あるものにしたいねぇ」
「色は、、、」
「やっぱり赤でしょう」
そんな自問自答しながら試作品つくりに取りかかったのでした。
とんぼ玉で何をつくるかによって鉄芯の太さをかえます。例えはピアスだったら1mm、ストラップだったら3mmの鉄芯。今回は大きくつくることが目的だったので指輪用のパイプを芯にしました。
まずは下地、というか大きな土台になるまでガラスを溶かして巻いて、溶かして巻いて、溶かして巻いて、、、繰り返します。そもそも直径1cm~1.5cmほどの小さなものをつくる道具を使っての作業です。卓上の小さなバーナーに材料は細いガラス棒。大きな窯でガラスをドロッと溶かせれば早そうだけど。。
「糸~まきまき♪ 糸~まきまき♪」ってかんじで地道に大きくしていきます。大体の大きさになったら紋様描きをして、金箔もつかってみて、ここは戦国玉風模様にして、と紋様をしました。
「これならイイかも」形もなかなかで模様も思ったように描けたし。あんまり眺めてるとヒビが入るのでササッと木灰の中へ。一晩おいて明日仕上がりを確認です。「どうか割れていませんように」と念じて。
気がつくと開始から2時間半がたっており(感覚はそんなに経ったと思わなかったけど)支える左腕と指先がジンとしました。火にいれてしまうと途中中断もできないし。一日一個かな現状では、、で明日芯から抜くのが楽しみであり怖い。割れてたらまたチャレンジしますか。
という経過でとんぼ玉ができていきました。
久しぶりの更新で長文になってしまい、でもまだまだ先があるので続きは明日にします~♪
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