2014年12月3日水曜日

秩父銘仙工房見学ツアー その3



先日、参加したツアーでは「秩父神社」「秩父まつり会館」も見学しました。



秩父神社本殿の彫物です。あの左甚五郎の作品です。
龍が夜な夜な抜け出し暴れるので鎖で縛って出られないようにしている。それで「つなぎの龍」です。



龍の反対側には猿の彫物。
日光東照宮の「見ざる、言わざる、聞かざる」の猿ににていますが、こちらは「よく見、よく聞いて、よく話そう」という「お元気三猿」です。



このほうがポジティブで私は好きですね。







そして、秩父まつり会館。


今日、12月3日はまさに秩父夜祭の日です!山鉾に祭囃子、大っきな打ち上げ花火!大迫力の夜のお祭り!!




この大きな山鉾が街を歩くと想像するとスゴイですね〜。




と、今回のツアーは銘仙工房だけではなく秩父の風土も感じられるツアーでした。よく1日でこれだけ回れたなぁと思います。

今回のツアーを企画してくださった事務局の女性の皆さんは普段着に銘仙羽織を羽織っておられました。

それがイイ!

着物を着て羽織。シャキンとはしますがちょっと大変。

普段着に羽織。これ簡単で、見た目も華やかです。

こういう羽織から秩父銘仙がもっと広がればよいなぁと思います。






また秩父に行こう〜♪








秩父銘仙工房見学ツアー その2




こちらが秩父銘仙館の入り口です。モダンという言葉があう建物です。





こちらでは秩父銘仙の歴史から作業行程が展示されており、体験スペースや織教室もあります。





こちらは染め場



型紙をつくる職人さんの机。現在はシルクスクリーンなので紙型ではないそうです。



展示にあった機で実際に織りを見せてくれました。シャトルは右手の紐を引っ張り動かしていました!





秩父銘仙館のつぎは「新啓織物」さんへ。



↑ 工房の中では幅の広い座布団地が織られていきます。


こちらは縦糸に仮の緯糸を織る行程。
銘仙は縦糸のみ模様を捺染し、仮の緯糸は解しながら本緯糸を織り込みます。



真新しい捺染台。


新啓織物さんには工房と別に着尺や小物をみせていただける素敵な部屋がありました。



外光差し込むとても落ち着く部屋です。
ゆっくり、じっくり、着尺をみて、当ててみて、これだ!という1枚を選びたいものです〜。




盛りだくさんのツアーの最後は「碓井捺染」さんへ。


中へ入ると長ーい生地が。
そして二人の職人さんが染めていきます。


息ピッタリ。



碓井捺染さんでは服地、のれん、タオル、手ぬぐい、風呂敷、、多種製品を染めておられます。


こちらは製品の一部。





銘仙は光の具合で玉虫色に輝いて見えます。


↑ で、玉虫です。(社長さんがご自身で採ってこられたそうです(笑))




以上が今回お訪ねした工房です。
よく、1日でここまで回れたものだと思います。企画してくださった事務局の皆様のおかげで大変有意義な時間を過ごすことができました。







…そして、まだ続く。